米国の生成AIチャットボットアプリ市場でClaudeが急速に成長し、ChatGPTのシェアが45.3%から38.1%へ低下した。一方、Geminiは25%前後で安定している。市場では高頻度利用層と低頻度層の二極化が進行している。
Apptopiaが2026年5月5日に公表した調査によると、生成AIチャットボットアプリ市場で大きな変化が起きている。米国市場の日次利用者数は2026年4月に前月比1.5%減となったが、同年2月比では3.8%高い水準を保っている。世界規模では「Microsoft 365 Copilot」「Le Chat」「Meta AI」を加えた集計でも増加基調が続いているものの、伸び率は鈍化傾向を示している。
市場占有率で最も注目すべきは「Claude」の急伸だ。2026年1月の1.5%から同年4月に13.1%へと大きく伸びている。「Gemini」は25%前後を維持して安定した地位を保つ一方で、「ChatGPT」は45.3%から38.1%へと低下した。米国市場ではAIアプリの利用時間がモバイル端末利用時間全体に占める比率が上昇しており、全体的な利用時間の増加傾向が続いている。
利用者の行動パターンでは二極化が顕著だ。高頻度層は2025年12月の6.8%から2026年4月には8.5%へ伸び、相対増加率は25%に達している。この層の翌月継続率は68%と高く、利用を停止する例はほぼない。たとえ利用量が低下しても中頻度層へ踏みとどまる傾向が強く、Apptopiaはこの層が固定化した契約者基盤に近い動きを示すと分析している。
対照的に、中・低頻度層では流動性と離脱が目立つ。中頻度層で翌月も同水準を維持したのは約3分の1にとどまり、半数は低頻度層への移行か利用停止に至っている。2026年2月には離脱率が22.7%に達する局面もあったが、この層は高頻度層への主要な流入源として機能しており、高頻度層の約23%を供給している。
低頻度層の維持率は28.7%から22.9%へ低下し、離脱率は50.0%に達している。カジュアルな利用者の半数が月内に離脱する構造が形成されている。一方で、AI未利用層の比率は42.3%から40.3%へ低下し、毎月9~10%が新規利用を開始している。また一度離脱した層の24~25%が再び低頻度層として復帰する動きも確認されている。
