ソフトバンクはSB Intuitionsが開発した国産大規模言語モデル「Sarashina」を活用した生成AIサービスを、6月から提供開始する。オラクルのクラウド基盤「Oracle Alloy」を採用した「Cloud PF Type A」で展開し、データ主権を確保したい政府や金融機関などの需要を狙う。
ソフトバンクは2026年4月16日、グループ会社のSB Intuitionsが開発した国産の大規模言語モデル(LLM)「Sarashina(さらしな)」を用いた生成AI(人工知能)サービスを、6月から順次提供すると発表した。米Oracle(オラクル)のクラウド基盤「Oracle Alloy」を採用したソフトバンクのクラウドサービス「Cloud PF Type A」で提供する。
今回の生成AIサービスはソフトバンクとオラクル、SB Intuitionsが2025年10月に発表した協業に基づくものだ。Cloud PF Type Aは、2026年4月に東日本のデータセンターで提供を始めており、西日本のデータセンターでは10月に提供を始める予定だ。
Cloud PF Type Aはオラクルの各種AIやクラウドの機能を利用できるOracle Alloyを用いたクラウドサービスで、ソフトバンクが日本国内のデータセンターで管理・運用している。情報セキュリティーの可用性や機密性、完全性が求められる政府や自治体、金融・医療・ライフライン事業者などのAI需要を狙う。
ソフトバンクの丹波廣寅常務執行役員は、オラクルが4月16日に東京都内で開いたAI関連イベントで登壇し「企業がAIで自らのデータを処理する際には、システムの運用やデータの主権を自らが持つことが重要だ。そのため当社はソブリン(主権)性を持つ環境を用意し、そこで国産のAIを動かすことに取り組んでいる。ソブリン性を全て担保した状態で顧客に提供する」と語った。
