ソフトバンクが米AIスタートアップ・Brain Technologiesの「Natural AI Phone」を4月17日から予約受付し、24日から1年間の国内独占販売を開始する。ユーザーの行動を先読みするAIエージェント機能をOSレベルで搭載し、9万3600円で提供される。
ソフトバンクは4月17日、米国のAIスタートアップ・Brain Technologiesが開発したAI機能搭載スマートフォン「Natural AI Phone」を国内で販売すると発表した。同日に予約受付を開始し、24日から国内で1年間独占販売する。端末価格は9万3600円となっている。
Natural AI Phoneは、ユーザーの行動を先読みして提案するAIエージェント機能「Natural AI」をOSレベルで組み込んでいる。側面に配置された「AIボタン」をワンタッチで起動できるのが特徴で、AndroidベースのOSを採用している。Natural AIはGmailやGoogleカレンダー、YouTube、LINE、食べログといった主要アプリを操作でき、複数アプリを横断した処理にも対応している。
具体的な使用例として、Google カレンダーでスケジュールを確認して飲食店を予約した後、その内容をLINEで知人に送信するといった一連の操作が可能だという。端末にはユーザーとのやり取りを記憶し、体験向上に活かす「Understanding System」機能も搭載されている。AIの推論は、軽度なものはデバイス内で処理し、複雑な処理はBrain Technologiesのサーバで実行するハイブリッド方式が採用されている。
4月17日の報道発表会では実際の端末が展示された。基本的には標準的なAndroid端末と同様だが、AI機能へのアクセスが容易で、アプリを個別に起動する必要がない点が利点として挙げられた。
ソフトバンク コンシューマ事業統括 プロダクト本部 本部長の足立泰明氏は「AI機能だけでスマートフォンを買う人は少ないのが実情」としながらも、「AIエージェントを本格搭載した端末は初めてのため、まずは新しいもの好きな方に購入いただき、メイン機としての実用性を試してもらいたい」とコメントしている。
ソフトバンクは同日、「同時通訳」や「写真のピクセルアート化風加工」など、生成AIの実用的な活用をワンタップで体験できるWebサービス「だれでもAI」も発表した。AIに初めて触れるユーザーを想定した無料サービスとして提供される。
