速 報2026.04.21 09:30
自民党の国家サイバーセキュリティ戦略本部は、Anthropicが発表した次世代モデル「Claude Mythos Preview」による脅威に備え、ソフトウェア安全性を高める日本版「Project Glasswing」の組成を検討開始。金融システムや基幹インフラの保護を目指す。
自由民主党は4月20日、国家サイバーセキュリティ戦略本部の会議を開催し、高度なAIによる脅威に対抗するための対策強化について協議した。
この協議の背景にあるのは、米Anthropicが4月7日に発表した次世代モデル「Claude Mythos Preview」である。同モデルとそれを利用してソフトウェアの安全性を高める取り組み「Project Glasswing」を念頭に、日本版プロジェクトの立ち上げについて議論を開始した。
Mythosはサイバーセキュリティの能力において従来モデルを大きく上回るとされており、Anthropicは「広く利用可能になれば攻撃側の悪用も加速させかねない」と警鐘を鳴らしている。
これを受け、自民党は金融庁やAIセーフティ・インスティテュート(AISI)、国家サイバー統括室(NCO)を中心に、金融システムを守る「日本版Project Glasswing」の組成に向けて議論を開始。国家サイバーセキュリティ戦略本部本部長の平将明氏がXで明かした。さらにNCOを司令塔として基幹インフラを守る、同プロジェクトの拡大版の組成も検討するという。
同会議に出席した元デジタル庁大臣の平井卓也氏は、AIによる攻撃の高度化を踏まえ、サイバーセキュリティが単なる技術課題ではなく、「AIを前提とした統治とインフラ設計の問題」であるとの認識を共有したとXで述べた。
