OpenAIはMicrosoftとの提携契約を変更し、Azure以外のクラウドサービスでもモデル提供が可能になった。AWSはAmazon Bedrockでの提供を予定しており、API製品を含む全製品がマルチクラウド対応となる。
米OpenAIは4月27日、米Microsoftとの提携契約内容を変更し、Microsoft Azure以外のクラウドサービスでもOpenAIのモデルを提供できるようになったことを発表した。これに伴い、Amazon Web Services(AWS)はAmazon BedrockでOpenAIのモデルの提供を開始する見込みだ。
2019年にMicrosoftがOpenAIに10億ドルを出資して以来、OpenAIの製品はAzureで独占的に提供されてきた。2025年10月の契約更新で非API製品に限り他のクラウドプロバイダーの利用が解禁されていたが、今回の契約変更によりAPI製品を含む全ての製品が、Azure以外のクラウドサービスを通して提供可能になった。
発表同日、Amazon.comのアンディー・ジャシーCEOはXで「今後数週間でBedrockでOpenAIのモデルを顧客に直接提供できることにワクワクしている」と述べた。AWSの公式Xアカウントは、AIエージェントに関する「OpenAIのリーダー」とのライブ配信を4月28日9時に開始すると発表している。
なお、契約更新後もMicrosoftは引き続きOpenAIの主要なクラウドパートナーであり、Microsoft側で必要な機能のサポートが可能な限り、OpenAI製品はまずAzureを通して提供されるという。
また、2025年10月の契約更新では、OpenAIがAGI(汎用人工知能)の実現を宣言した際に独立した専門家パネルがその宣言を検証し、AGI実現が認められれば(または2030年を迎えたら)Microsoftはモデルの開発手法などに関する知的財産権を手放すこととなっていた。今回の契約更新ではその条項が撤廃され、OpenAIのモデルや製品の知的財産権は2032年までMicrosoftが保有することとされている。
