ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測により、宇宙初期に予想を大きく上回る数の銀河が存在することが判明した。カリフォルニア大学サンタクルーズ校のブラント・ロバートソン教授は、膨大なデータを分析するため大規模な計算処理が必須であると指摘している。
宇宙には誰もが予想していた以上の数の銀河が存在している。残念なことに、それらすべてが一度に現れたのだ。
2022年にジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)から最初の画像データが返ってきた時、ブラント・ロバートソンと彼の同僚たちは、天文学者が常に行ってきたことを実行した。空を見つめ、自分たちが何を目にしているのかを理解しようとしたのだ。ただし、今回届いたデータはテラバイト単位だった。
「銀河がいたるところにありました」とロバートソンは回想する。「非常に多く、そして非常に遠くにあり、私たちは本当に驚きました」
ロバートソンはカリフォルニア大学サンタクルーズ校の天文学・天体物理学教授であり、ビッグバン後の最初期銀河がどのように形成されたかを研究するチームを率いている。
こうした研究は春の天文学の日のためにあるような仕事である。彼のチームが公開するデータセットのおかげで、今年この日を記念する人なら誰でも、わずか数年前まで可能だったより遥かに深く初期宇宙を探索できる。
ここ数年の間に、彼のグループは最も遠い既知銀河の記録を複数回破り、その度に観測を宇宙の最初の光へと近づけている。
この規模の計算処理がなければ、データは積み重なるだけになるだろう。
観測の限界には計算が必要だ。コペルニクスは数学を使って観測上の矛盾を解決した。ロバートソンも計算モデルを使って同じことを行っている。
JWSTはこれまでに打ち上げられた最も強力な天文台であり、赤外線で観測し、130億年以上前に放たれた光を捉えている。各深い視野画像には数十万個の銀河が密集しており、その中には130億年前のものもある。
この豊富さが問題なのだ。
「これらのデータセットは、人間が手作業で分析するには圧倒的に大きく複雑です」とロバートソンは述べた。「専門家のチームであっても、現在は数日で行う必要があることに数年かかるでしょう」
