エンタープライズ向けのAIエージェント開発を手がけるFactoryが、Khosla Venturesが主導する資金調達ラウンドで1億5,000万ドルを調達し、企業評価額が15億ドルに達した。複数の企業がAIコーディング分野で競争する中、投資家はこの市場にさらなるプレイヤーの成長余地があると判断している。
概要
生成AIの出現から3年以上が経過した現在、AI支援コーディングは依然として同技術の中で最も人気があり、収益性の高いユースケースとなっている。
Claude Codeの開発企業であるAnthropicをはじめ、CursorやCognitionなど複数の企業がすでに市場での優位性を争っているものの、投資家はこの分野に少なくともあともう1社のプレイヤーが入る余地があると考えている。
水曜日、エンタープライズエンジニアリングチーム向けのAIエージェント開発を手がけるFactoryは、15億ドルの評価額での1億5,000万ドルの資金調達を発表した。このラウンドはKhosla Venturesが主導し、Sequoia Capital、Insight Partners、Blackstoneが参加した。Khosla VenturesのマネージングディレクターであるKeith Raboisが同社の取締役会に加わった。
Factoryの創業者Matan Grinbergは、ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、同社の主要な差別化要因はAnthropicのClaudeや中国のAIスタートアップDeepSeekなど異なるファウンデーションモデル(基盤モデル)間を切り替える能力だと述べた。ただし、Cursorのようなスタートアップも単一のモデルにコード生成を依存していない。
Factoryの顧客にはMorgan Stanley、Ernst & Young、Palo Alto Networksのエンジニアリングチームが含まれている。
同スタートアップはGrinbergがカリフォルニア大学バークレー校の博士課程在学中にSequoiaのパートナーShaun Maguireにコールドメール(無差別営業メール)を送ったことをきっかけに2023年に設立された。両者は学術的な関心を共有することで結びついた。(MaguireのカルテックでのPhDはGrinbergが研究していた物理学の同じ分野である。)
MaguireはGrinbergに中退を勧め、Factoryを立ち上げるよう説得した。Sequoiaはシード段階で同スタートアップを支援した。
