Meta の Reality Labs 部門は 2021 年以降の 21 四半期で総額 835 億ドルの損失を計上しており、1 四半期平均約 40 億ドルの赤字が常態化している。メタバース事業から撤退する一方で、AI 競争力強化に向けた莫大な資本投下を加速させている。
Meta が水曜夜に四半期決算報告書を発表した際、同社の AR メガネ、VR ヘッドセット、VR ソフトウェアを担当する部門「Reality Labs」が 40 億ドルの損失を計上したことが指摘された。
最初は驚くに値しないと思えたが、よく考えると、これは注目に値する事実である。Meta にとって、この部門の損失は文字通り通常の動作なのだ。2021 年に遡る過去 21 四半期の決算報告書において、Meta は Reality Labs で合計 835 億ドルの損失を計上している。これは 1 四半期平均約 40 億ドルの損失に相当する。信じがたい数字である。
同様に驚くべきは、Meta がメタバース野心から撤退する中で、AI 関連の支出がさらに天文学的な規模になるということだ。
もっとも、Meta が十分な資金を持っていないわけではない。本年第1四半期に同ソーシャルメディア大手は 268 億ドルの純利益を計上し、前年同期比 61%増加した。
しかし、ソーシャルメディアを基盤としながらも、Meta の現在の目標は OpenAI や Anthropic などの AI リーダーとの競争力維持である。
「今年のインフラ関連の資本支出予測を引き上げている」と Meta の最高経営責任者マーク・ザッカーバーグは水曜日の投資家向け公開電話会議で述べた。「その多くはコンポーネント原価の上昇、特にメモリの高騰が原因である」
Meta はまた、誰もが本当に望まなかったメタバース構築に多額の資金を費やした。実際に人々が望む可能性のある AI スーパーインテリジェンス構築には、さらに多くの資金が必要になるだろう。昨年、Meta は高額な採用活動を展開した。
決算説明会で、懸念する投資家が Meta がコスト管理を行う予定があるかどうかを質問した。
Meta は明確な見通しを示していない。同社の莫大な損失規模と AI への継続的な投資姿勢から、当面はこの傾向が続く可能性が高い。
