Anthropicは新フラグシップモデル「Claude Opus 4.7」とAI搭載デザインツールの今週中の発表を準備している。VCからは最大800億ドルの企業評価での投資提案を受けており、年間売上は30億ドルに達している。
Anthropicは次期フラグシップモデルの「Claude Opus 4.7」とWebサイトやプレゼンテーション向けの新しいAI搭載デザインツールを開発中だと、The Informationが報じている。両製品は早ければ今週中にも発表される可能性がある。
このデザインツールは、技術的なスキルの有無を問わずユーザーが自然言語を使ってプレゼンテーション、Webサイト、ランディングページを作成できるようにするものだ。これはAdobe、Figma、Wix、そしてGammaやGoogle Stitchなどのスタートアップと直接競合することになる。The Informationによると、この計画が公開された後、Adobe、Wix、Figmaの株式がそれぞれ2パーセント以上下落した。
注目すべきは、Opus 4.7はAnthropicの最も強力なモデルではないということだ。その地位は現在、セキュリティ脆弱性調査のために選別されたパートナーでテスト中の「Claude Mythos」が占めている。
投資家たちはAnthropicへの出資枠を巡って競い合っている
資金調達の面では、Anthropicはここ数週間でベンチャーキャピタルから複数の投資提案を受けており、企業評価は最大800億ドルに達しているとBusiness Insiderが報じている。これは2月に終了した資金調達ラウンドで達成した380億ドルの評価を大きく上回っている。セカンダリマーケットプラットフォームのCaplightでは、Anthropicはすでに688億ドルで取引されており、わずか3ヶ月間で75パーセント上昇している。参考までに、OpenAIの最新評価は852億ドルに達している。
この高い評価の背景にはAnthropicの爆発的な成長がある。同社の年換算売上は2025年末の90億ドルから300億ドルに増加したと述べている。年間100万ドル以上を支出するエンタープライズ顧客は1000社を超え、この数字はわずか2ヶ月未満で倍増した。
急激な需要の増加により、Anthropicはエンタープライズ向け料金体系の見直しを余儀なくされている
新規顧客の殺到に対応するため、Anthropicは「Claude Enterprise」の料金モデルを抜本的に見直した。従来のユーザーあたり月額最大200ドルの定額制から、ビジネス顧客は20ドルの基本料金に加えて計算リソース使用量に基づいた従量課金を支払うことになった。ヘビーユーザーの場合、コストが2倍から3倍になる可能性もある。この転換は、Claude CodeやClaude Coworkなどのエージェントが推論(inference)コストを増加させる一方で、利用可能な計算リソースがますます逼迫していることが背景にある。
