アリババが新たなオープンAIモデル「Qwen3.6-35B-A3B」をリリースしました。このMoE(混合専門家)モデルはエージェント型コーディングタスクでGoogleの「Gemma 4」を全てのコーディングベンチマークで上回り、推論テストでも優れた性能を発揮しています。
アリババが新たなオープンAIモデル「Qwen3.6-35B-A3B」をリリースしました。このMoE(混合専門家)モデルは、350億個のパラメータのうち一度に3つだけを動作させることで、計算コストを削減しながら品質を維持しているとアリババは述べています。
アリババによると、このモデルは前世代の「Qwen3.5-35B-A3B」と比べてエージェント型コーディングタスクで大幅な性能向上を実現しています。Googleのオープンモデル「Gemma 4-31B」との比較では、列挙されているすべてのコーディングベンチマークで上回り、SWE-bench Verifiedで73.4対52.0、Terminal-Bench 2.0で51.5対42.9のスコアを獲得しています。また推論テストのGPQAでは86.0対84.3、AIME26では92.7対89.2と、こちらも優位に立っています。アリババは画像・動画タスクではClaude Sonnet 4.5と同等の性能を保持していると主張しています。
このモデルは思考モード(thinking mode)と非思考モード(non-thinking mode)の両方を備えています。ユーザーはQwen Studioで試用できるほか、アリババクラウドモデルスタジオを通じてQwen3.6 Flashというで音声AIAPIとしてアクセスするか、Hugging FaceおよびModelScopeから重みをダウンロードできます。今回のリリースは、より大規模な「Qwen3.6-Plus」のローンチに続くものとなっています。
