Amazon MGM StudiosとAWSが「GenAI Creators' Fund」を設立し、独自のAIコンテンツ制作プラットフォームを公開。Prime Video向けにAIを活用したアニメシリーズ3作品が承認され、インフラから配信まで一貫したAIエコシステムの構築を目指している。
Amazon MGM StudiosとAWSは、カルバー・スタジオで開催された業界イベント「AI on the Lot」において、「GenAI Creators' Fund(ジェンAIクリエイターズ・ファンド)」の設立を発表した。
このファンドは、資金援助と社内AIプラットフォームへのアクセスをクリエイターに提供するものだ。助成金の規模についてAmazonは公表していない。Amazon MGMのAIスタジオ責任者であるAlbert Chengは、Variety誌に対してすべての詳細を語った。
この基盤を支える技術アーキテクチャはモデル非依存型(model-agnostic)であり、各タスクに最適なAIモデルへと自動的にルーティングされる仕組みになっている。サードパーティーの映像生成モデルと、Amazon MGMのIPをもとにトレーニングされた社内モデルが組み合わせて活用される。
Amazonはこのプラットフォームに強い期待を寄せている。「クリエイターから最もよく聞く不満は、AIが思い通りに動かないというものだ」とChengは語る。現在の生成ツールはソーシャルメディア向けに設計されているとし、「私たちはそれらのモデルを、業界で実際に使えるツールへと変えていく」と述べた。
AWSのメディア・エンターテインメント担当ゼネラルマネージャーであるSamira Bakhtiarは、より広い戦略的意図をこう語った。「Amazonは静かに、そして着実に、業界唯一のエンドツーエンドのAIコンテンツ制作エコシステムを構築してきた。インフラから制作ツール、配信、そしてクリエイティブコンテンツへの資金提供まで、すべてを網羅している。」
