教皇レオ14世がAIの人類への影響について論じた回勅「Magnifica Humanitas」の一部がAIによって書かれた可能性が浮上した。AIによる文章の特徴が検出されている一方、人間が書いたと判定される箇所も存在し、バチカンはコメントを出していない。
教皇レオ14世がAIの人類への影響について論じた最新の回勅(encyclical)「Magnifica Humanitas」の一部が、AIによって書かれた可能性がある。LessWrongフォーラムに掲載されたLinch Zhangによる分析によれば、人気のAI検出ツール「Pangram」を使った結果、特定の段落が40〜100%の確率でAI生成と判定された。
当該文書には、AI生成文章に見られる既知の特徴が含まれている。たとえば「genuinely(まさに)」という単語の使用頻度が高く、これはAnthropicのClaudeによる文章に多く見られる傾向として知られている。
ただし、AI検出は万能ではない。Zhangによれば、Pangramが「ほぼ0%AI」と判定したセクションも存在する。直近4つの回勅の最初の20段落をPangramにかけたところ、いずれも100%の確信度で人間が書いたものと判定された。また、教皇レオのスピーチの書き起こしも、Pangramで100%人間と評価された。
回勅とは、教皇が発行する長文の書簡であり、時代の重要な道徳的・社会的課題に関する教えを伝えるものだとニューヨーク・タイムズは説明している。今回の回勅は教皇レオにとって初めてのもので、最も直近の回勅は2024年10月に教皇フランシスが発表したものだった。また、AIとその広範な影響に焦点を当てた初めての回勅でもある。
バチカンはコメントの求めに対し、即座には応答しなかった。
