Linus Torvaldsと Linux カーネル保守者は、AI生成コード貢献に関する初の公式ポリシーを発表。人間に全責任を負わせることを原則とし、AI利用時には Assisted-by タグの記載を義務付けた。
ZDNETの要点
TorvaldsとLinuxの保守者らは、カーネル開発におけるAI利用について実用的なアプローチをとっている。
AIであろうなかろうと、Linuxのコード責任を負うのは人間であり、LLM(大規模言語モデル)ではない。
AIを使用してLinuxコードに手を加えようとすれば、悪い結果がもたらされる。
数ヶ月の激しい議論を経て、Linus TorvaldsとLinuxカーネル保守者は、AI支援コード貢献に関するプロジェクト初の公式ポリシーを正式に策定した。この新しいポリシーはTorvaldsの実用的なアプローチを反映し、最新のAI開発ツールの採用とカーネルの厳格な品質基準のバランスを取っている。
新しいガイドラインは3つの基本原則を確立している:
AIエージェントはSigned-off-byタグを追加できない:Linuxカーネルの開発者原証明書(DCO)を法的に認証できるのは人間だけである。これはコードのライセンス準拠を保証する法的メカニズムである。言い換えれば、AI が完全に作成したパッチを提出した場合でも、AI やその作者ではなく、提出者であるあなたが単独で責任を負う。
Assisted-byタグの記載は必須:AIツール使用による貢献には、使用されたモデル、エージェント、補助ツールを特定する Assisted-by タグを含める必要がある。例えば「Assisted-by: Claude:claude-3-opus coccinelle sparse」のようになる。
完全な人間責任:すべてをまとめると、提出者であるあなたが、AI生成コードのレビュー、ライセンス準拠の確認、バグやセキュリティ欠陥に対する完全な責任と説明責任を負う。2021年にミネソタ大学の学生らが試みたように、悪いコードをカーネルに忍び込ませようとすれば、Linuxカーネル開発者やその他の評価の高いオープンソースプロジェクトのプログラマーになる道は閉ざされる。
Assisted-by タグは透明性メカニズムとレビューフラグの両方として機能する。これにより保守者は、AI支援パッチに必要な追加精査を行いながら、この慣行そのものを差別しないことができる。
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Assisted-by 属性は、Nvidia エンジニアで著名な Linux カーネル開発者 Sasha Levin が Linux 6.15 へ AI が完全生成したパッチを提出した時の論争の最中に鍛えられた。そのパッチにはチェンジログとテストも含まれていた。Levin はコードをレビューしてからテストを実施したが、AI が記述したことをレビュアーに開示しなかった。
それは他のカーネル開発者からの反発を招いた。
