GoogleはCloud Nextでエージェント向けに最適化された新しいGemini Enterprise Agent Platformを発表。Vertex AIをベースに200以上のモデルに対応し、セキュリティと自動化機能を強化した統合開発環境となっている。
ZDNetの主要なポイント
・GoogleがNextでエンタープライズ向けエージェント機能をアップデート ・新しいAgent Platformが自動化作業とセキュリティを効率化 ・GoogleはWorkspaceとデータインフラストラクチャもアップグレード
企業がワークフロー内でより多くのエージェントを使用するにつれて、それらを安全かつ効率的に管理することが主要な課題となっている。Googleは多くのチームが慣れ親しんでいるのと同じアクセス可能なインターフェースでラップされた解決策を発表した。
GoogleはGoogle Cloud Nextにおいて、同社の年次エンタープライズ会議で、開発者向けの新しいGemini Enterprise Agent Platformをリリースした。Vertex AIから発展したこのAgent Platform は「Vertex AIの顧客が愛用する、モデル選択、モデル構築、チューニングサービスをまとめ、エージェント統合、セキュリティ、DevOps、オーケストレーションなど新機能を備えている」とCEOのトーマス・クリアンは発表で述べた。
このプラットフォームは現在のGemini Enterpriseの体験を刷新し、Gemini 3.1 Pro、Nano Banana 2、Gemma オープンモデルに加え、Anthropicの最新リリースであるOpus 4.7を含む200以上のモデルを提供している。Agent PlatformはVertexをベースに構築されているため、これらのサービスはAgent Platform経由でのみ流通するとGoogleは述べている。
オールインワンのエージェント構築
プラットフォーム内では、Googleによると、開発者はエージェントのライフサイクルを構築から運用、ガバナンスまで一連の過程で設計できる。MCPサポートとアップグレードされたAgent Development Kitにより、開発者はエージェントをサブネットワークに構造化することで推論(reasoning)機能を最大化できる。そのティアード型アプローチはエージェントが複雑なタスクを処理するのに適しており、より高速なランタイムやMemory Bankのような機能によってエージェント同士がより効率的に委譲でき、より長い時間より多くのコンテキストで動作するとGoogleは述べている。
「Gemini Enterpriseはエージェント時代向けのエンドツーエンドシステムになり、複雑でマルチステップの業務プロセスを実行できるエージェント向けに構築された」とGoogleは発表で述べた。
同社はAgent Identityなどのツールを通じてセキュリティを新しいプラットフォームに組み込んだことも強調した。Agent Identityは各エージェントに暗号化IDを割り当てるもの。リスクを取りたくない場合は、Googleの新しいAgent Simulation ツールを使用して「エージェントをストレステストできる」。
