OllamaはPC上でローカル動作する無料・オープンソースのAIツール。プライバシーの確保や完全無料での利用が可能で、ChatGPTなど商用サービスにはない独自のメリットを持つ。
Jack Wallen / ZDNET
ZDNETの注目ポイント:Ollamaは使いやすいローカルインストール型AIである。無料かつプライバシーに優れている。
OllamaはAI業界では小さな存在だが、その規模以上の評価を受けるべきツールだ。このインストール型AIには、ChatGPTなどの一般的なサービスでは得られないいくつかの利点がある。それこそが、私がより従来型のサービスを使わない理由でもある。
ここ1年でOllamaについて何度か書いてきたが、このアプリを他のどのツールよりも選ぶ理由を改めてまとめてみようと思った。
Ollamaとは何か
理由に入る前に、まずOllamaそのものについて説明しよう。
Ollamaは、コンピューター(Linux、macOS、Windows)にダウンロードしてインストールできる無料のオープンソースツールだ。Ollamaを使えば、大規模言語モデル(LLM)をシステム上で直接実行できる。主な考慮点はコンピューターの処理速度だ。AIを実用的に使うにはある程度の性能が必要で、ミッドレンジ以下のマシンでも動作はするが、動作が遅くなったり、処理中にマルチタスクができなかったりする場合もある。
ただし、NvidiaのGPUを搭載したマシンであれば、多くの処理をGPUにオフロードできるため、ミッドレンジのハードウェアでも高速に動作する。
推奨スペックの目安は以下の通り。CPU: 最新世代のもの、システムRAM: 16GB以上、GPU(推奨): VRAM 8GB以上のNvidia製、またはApple Silicon Mac(M1/M2/M3)で統合メモリ16GB以上(自動でGPUアクセラレーションが有効になる)。
OllamaはmacOSとWindowsでは使いやすいGUIを提供しており、コマンドラインからも利用できる。Linuxではコマンドラインが基本だが、AlpacaやMstyといったGUIツールも対応している。
Ollamaでは多数のLLMをダウンロードして使うことができる。DeepSeek、Gemma、Qwen、Mistral、Gpt-OSS、Llamaなど、幅広いモデルが揃ったライブラリが用意されている。
Ollamaが何であるかを理解したところで、なぜ使うべきかを見ていこう。
1. 無料である
Ollamaは無料だ。使い始めてから、アプリにもモデルにも一切費用を払っていない。Ollamaをインストールしてモデルを取得するだけで使い始められる。アプリ、モデル、利用料、いずれも無料だ。
完全に、そして永続的に無料である。
さらにオープンソースでもある。
